日頃よく耳にする敬語には間違って使われているものがたくさんあります。

 

その中でも、アルバイトで使う敬語は間違いが多くあります。

 

《例文》

『こちらでよろしかったでしょうか？』

 

使う人が多いため特に問題無しという考えも出来ますが、若い方特有の言い回しです。

上司の方から“敬語もろくに話せないダメなヤツ”と烙印を押されます。

 

未経験者や学生のバイトさんに限らず、接客業の方に見受けられる“間違った敬語”を一部ですが、紹介してみます。

 

《その１》

NG：ご注文は以上でよろしかったでしょうか？

 

※直前の事に対して過去形にする点が間違いです。

 

OK：ご注文は以上でよろしいでしょうか？

 

《その２》

NG：山田様はおられますか？

 

※『おる』に尊敬語の『られる』を加えています。この場合は『いらっしゃる』が正しいです。

 

OK：山田様はいらっしゃいますか？→尊敬語

　　　

　　山田様はおりますか？→謙譲語

 

◎上記であればどちらでも大丈夫です。

 

《その３》

NG：コーヒーのほうをお持ちしました。

 

※よく耳にする間違った敬語です。『～ほう』は複数ものがある中から一つを選択する時に使う言葉です。

 

OK：コーヒーをお持ちしました。

 

《その４》

NG：コーヒーと紅茶どちらにいたしますか？

 

※えっ？と思うかもしれませんが、『いたす』は謙譲語。お客様に対して使うのは失礼です。

この場合は『する』の尊敬語である『なさる』が正解です★

 

OK：コーヒーと紅茶どちらになさいますか？

 

《その５》

これは以前、勤めていた上司がよく言ってました。

 

NG：～と“おっしゃられる”。

 

※完全なる二重敬語です。『おっしゃる』→尊敬語、『～れる』→尊敬語

尊敬語が重なり、二重敬語となっています。

 

OK：おっしゃる→これが正解★

 

最後に、一度間違って覚えてしまうと、なかなか直せません。

接客業に限らず、どの業種のバイトでも正しい敬語使えるように意識しましょう★

 

バイトでは許されても、社会人になってからでは許されません。

 

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